ジオクレイパー公式サイトのGALLERYコーナーでは2月7日に開催された「ワンダーフェスティバル2016冬」の日本卓上開発ブースで展示した作品をご紹介していきます。
今回は女子プロモデラーの草分け的存在で各ホビー誌でも活躍中のオオゴシトモエさんの「Terraced fields」をご紹介します。
オオゴシさんのツイッター( @ogoshi_054 )で製作途中の模様が紹介されていましたが、低層ビルを大量に切り出している写真を見た時には一体何を作るのだろうかと興味津々でしたが完成した作品は予想を遥かに超える大作でした!
本人の解説にもあるとおり画家・井上直久氏が描く世界「イバラード」やメキシコの「グアナファト」のように色彩を豊かな世界観をテーマにして作られています。
一目で引き込まれるカラフルな町並みはモダンなジオクレイパーの世界から心癒される旅行に連れられてきた気分になります。
タイトルの「Terraced fields」の意味である「広い段々になった場所」のとおり、起伏に富んだ一面の至る所に可愛い建物が並んでいます。
頂上にそびえる白の壁に一つだけ大きい建造物。教会か神殿なのでしょうか。少なからず神聖な建物であるような感じがします。
土台も丁寧に表現されています。岩肌や崖に面した部分に並ぶ建物の窓の先には何が見えるのでしょうか。そんなことを考えながら建物ひとつずつ眺めているとこれが「ホテル」でこれが「レストラン」でこれが「病院」かな...など想像が膨らみますね。
こんな場所にも建物が!!辿り着くまで大変そうです^^
低層ビルを大量に細かくカットする作業だけでも大変なのに彩色や配置する工程は想像を超える大変な作業だったと思います。ジオクレイパーのような量産品ではなかなか表現できない「緑」もふんだんに使われていてまさにわくわくするジオラマの楽しさを伝えてくれています。
イベントで拝見した時にはその作品の世界観に圧倒されましたが、こうして撮影をしていると建物の配置の繊細なバランスや世界遺産や架空の世界を表現する高いセンスに改めて気づくことができます。
ここまで低層ビルを活用して壮大な世界を造っていただいたオオゴシトモエさんに感謝し今後の益々のご活躍を期待します。
オオゴシトモエ公式Webサイト
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