開発日誌 -エアポートシリーズ-

3連休中日の日曜日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで発売からご好評をいただいている拡張ユニット新作「エアポートシリーズ」。

今回の開発日誌はジオクレイパーの設計を担当する小林友征氏からの開発エピソードをご紹介します。


「ターミナルビル」「管制塔」「格納庫」3ユニットに付属する飛行機は787型をベースにアレンジしていますがジオクレイパーは2500分の1スケールなのでこの大きさ(全長25mm)です。機体のフォルムも、裏側のエンジンに至るまで製品化可能な限りギリギリまでデフォルメ化して表現しました。機体色は「白」なのでカラー塗装してコレクションを増やしても面白いと思います。可能であれば航空各社のロゴやマーキングを施したやキャラクターを付けたオリジナルの機体を作って、パイロンや滑走路上に並べて大きな国際空港ジオラマで楽しんでほしいです(是非)。


以外と目立たないかもしれませんが「管制塔」ユニットでは管制塔と駐車場が交換で出来る構造になっています。通常、エアポートには管制塔が1つなので、ユニットとして増やしていくには駐車場の方が違和感が無いこともあり管制塔を外して駐車場にするという発想に行き着きました。

その駐車場ですが屋上をフラットにしたままでは駐車場らしくないので模型史上最小(?)のクルマを配置しました。2500分の1スケールなのでセダンやワンボックスなど全長2mm、全幅1mm弱、全高1mm弱の大きさなので米粒が大きく見える大きさです。制作者としては遊びのつもりで並べたのですが、このクルマにボディペイントする猛者は居ますか?…やってくれるとメチャクチャ嬉しいです。



掲載の画像だけでは分かりにくいので実際にぜひ手に取って見て頂きたいのですが、ジオクレイパーは特徴は細部のこだわりです。「格納庫」ユニットは天井が外せるので整備場内部の様子が見れます。外した天井裏の構造も詳細に作り込んでいます。製品上ではこれ以上細かく作れないので、興味と勇気のある方は整備上内部にある機材等を追加してリアルな機体整備シーンを再現してみて欲しいユニットです(是非)。昨年プライベートでANAの羽田機体整備場を見学する機会がありました。今回の制作ではその時のイメージが少なからず反映しています。


「滑走路セット」ユニットには滑走路上のマーキングが異なる5枚の滑走路プレートが入っています。「ターミナルビル」ユニットに付属する飛行機は787型をベースにしていますが、実際の787型の離陸滑走距離は約2,000m強なのでジオクレイパースケールでは14~16枚のプレートが必要となる計算です。企画上はユーザーの予算も考慮し滑走路表現に必要最低限のマーキングのプレートで再現しましたが、滑走路プレートを増やして長くし滑空中の機体を宙に浮かべたり待機中の機体を並べたりするとよりリアルな空港ジオラマが完成します。

空港を題材にした映画も沢山あるのでそんな映画のワンシーンを再現したり、世界中の航空会社の機体が並んでいるような壮観な空港ジオラマを再現してもらえると嬉しいです。


エアポートシリーズは東京シーナリーはもちろん、海パーツやコンテナターミナルやコンビナートなどのユニットを組み合わせると情景が飛躍的に豊かになります。

ぜひみなさまのジオクレイパーの世界観を楽しんでください。

GEOCRAPER

日本卓上開発が発売する「集める。広がる。街ができる。」をコンセプトに1/2500スケールで展開する全く新しいコンセプトのスケールフィギュア「GEOCRAPER(ジオクレイパー)」のページです。