こんにちは!内山田です。
今日は朝方まで、まるで台風のような暴風雨でしたが午後からは一変初夏のような気候の一日となりました。
さて、本日の開発日誌は先日も軽く紹介した『海に浮かぶ物体』こと「軍艦島」です。
まだ企画として成立していない状態ですがあらためて商品化できるかどうかの検証をするためにサイズ感やディスカッション用のプロトタイプを作っています。
個人的な話で恐縮ですが3月にプライベートで長崎に行く機会がありましたので初めて軍艦島にツアーで訪問してきました。
軍艦島観光は自身でも熱望していただけにやっと夢がかなった出来事ですが世界遺産に認定される前から重い腰を動かしておくべきだったと後悔しています。
僕の場合は「軍艦島コンシェルジュ」の上陸ツアーに申し込んでの鑑賞でしたが出航場所がグラバー園や大浦天主堂が近い常盤桟橋でした。なんとなく遠い場所に移動して出航するイメージがありましたので人気観光スポットからすぐの出航場所だったことが率直な驚きでした。
軍艦島の途中でもさすが産業の街である長崎の景色がうかがえます。
山の手につらなる家並みや工業施設のひとつひとつのスケールの大きさが違います。
当日はおかげさまで快晴の中の凪。
軍艦島は海流の激しい外海なので天候が悪いと見学ツアーに参加しても上陸できないことがしばしばとのことです。
軍艦島の全容も落ち着いた状態で撮影することができました。
もうこの時点で感動の状況なのですが、近づくほどにさらに興奮が高まります。
島を一周しながらの上陸時は廃墟好きとして気分は頂点に達する状態になるのですが、船内での軍艦島の歴史の解説も頭に入っているためいろいろな思いも混じった気持ちで足を踏み入れました。
島内は約30分超の見学コースのみの鑑賞となりますが、ただの廃墟見物では終わらずガイドの方たちの元住民たちのことや当時の炭鉱の労働環境や生活環境の解説に心が絞られる話も多々あります。いろいろな要因が重なって現在の姿が残り、その外観と歴史的背景が軍艦島の魅力だと思います。
ジオクレイパーの1/2500スケールで「軍艦島」を再現したいという思いは以前からあったのですが、ベースとなる原型のアプローチや量産に耐えうる素材。そして完成度の追及ができるかどうかなど課題はたくさんありますが、とりあえず真剣にプロセスを模索してみようということになりました。
スケールとしては6ベース分。
プロトタイプはジオクレイパーの低層ビルや中層ビルを切り出してなんとなく配置してみました。質感としてはありかなという状態です。
実際に実現できるかどうかは定かではありませんが、この開発日誌でも経緯を掲載していきますのでぜひ応援してくださいね。
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